このマザーレイクサイトは、立命館大学経営学部に設立されたDesign Management Lab（略称DML http://dml-ritsumei.jp）と、滋賀県商業振興課、滋賀県の伝統工芸づくりに携わる有志の人々の手によって、2010年秋にスタートした「Mother Lake Products Project」をきっかけとして生まれました。

「Mother Lake Products Project」は、琵琶湖をはじめとする大自然に恵まれた滋賀県の風土と、長年培われてきた工芸の技術を活かし、現代のライフスタイルに合った伝統工芸品づくりを目指していこうというプロジェクトです。

加えて、マザーレイクサイトでは、そうしたものづくりだけでなく、自然と調和し、ゆっくりと、そして、いき永く続く暮らし方、生活とは何かなどについても考え、それに沿った記事や文章なども、種々紹介していこうと考えています。

ちなみに、ロゴマークメッセージの「すこやかに、遠くまで」は、スイスで活躍した経済学者レオン・ワルラス（1834－1910）の言葉―静かに行くものは健やかに行く。健やかに行くものは遠くまで行くからとったものです。

サイトではまた、滋賀県の人たちだけでなく、私たちのこうした考え方に共鳴してくださる、全国のさまざまな人々の活動の様子、メッセージなども紹介していこうと考えています。

こうした私たちの思いが、ちょうど湖面に落ちた一滴のしずくによって生まれた水輪が少しずつ大きくなり、やがて湖全体に伝わっていくように、日本全国に広がってゆくことを願っています。