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旅歩き

2014 / 08 / 16

ミシガンクルーズ

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ミシガンクルーズ

ミシガンクルーズ

ミシガンクルーズ

「ミシガンクルーズ」とは、大津港から出発し、びわ湖の南を一周する遊覧船のこと。私が乗船したのは4月の末。天気が良く、青空の下で釣りを楽しむ家族や、びわ湖の景色をベンチから眺めているカップルもたくさん見られた。

大津港方向に向かって歩いていると、やがて、私が乗船するミシガンクルーズ船が見えてきた。大津港から出ている遊覧船には、ミシガンクルーズとビアンカクルーズの二つがあり、ミシガンクルーズにもミシガン60とミシガン90がある。60と90という数字は、びわ湖を遊覧する時間のことで、クルーズ船内ではブッフェ(要予約)も楽しむことができる。

ミシガンクルーズの内装写真2階奥の予約制テーブル席。バイキングが楽しめる。2階のカフェから1階のレストランへつながる階段

私は、午後1時40分発ミシガン90に乗船。この日は休日ということもあって、船の中は家族とカップルでほぼ満員。出航の時間になると、船上クルーとお客さんの子供4人がドラを鳴らし、港からは別のクルーたちが手を振って見送りをしてくれた。

ミシガンクルーズ船は4階まであって、1階は予約制のブッフェ、2階にはミシガンカフェ、そして3階には演奏ステージが。演奏ステージ付近にはビールやホットドッグ、かき氷などが販売されていて、クルージングを優雅に楽しめる環境が整っていた。

ミシガンクルーズの内装写真2階のミシガンカフェ。ここでコーヒーを飲み、写真のデザインのマグカップをもらった。

私はさっそく最上階に上がって周りの景色を見まわした。太陽の光が湖面に反射してキラキラと輝き、今でもその光景が忘れられない。また、デッキを吹き抜ける風がとっても心地よく、気持ちは一気にリフレッシュ。最上階には船の操縦室を見学できるスペースがあって、船長のコスチュームも着ることができ、子供たちには大人気。そして、もうひとつ人気だったのが、クルーたちみんなが作ってくれたバルーンアート。実は、私も…欲しかった。

景色を満喫した後は2階のミシガンカフェへ。私はデザインのステキなグリーンソファをゲット。この日4月29日は、ミシガンクルーズ30周年記念だったので、特別に30周年記念コーヒーが販売されていた。コーヒーのお値段は500円と大学生の私にとって少し高めだったけれど、記念のマグカップをプレゼントしてもらったので、なんだか得した気分に。

ミシガンクルーズの外装写真3階のデッキから望む雄大な湖の風景。船の横には大きくMICHIGANの文字が。

ソファに座り、ゆっくりときれいな景色を眺めていると、船内にアナウンスが入ってきた。どうやら3階で生ライブが行われるらしい。急いで3階へ上がってみると、そこにはすでに大ぜいのお客さんで埋まっている。そしてステージでは、オーストラリアから来日したVoyageというバンドの演奏が始まった。バンドといってもアコースティックギター2人とボーカル1人というオシャレなメンバー構成。昔の曲から、「上を向いて歩こう」も演奏してくれた。最後に大きなハート型のバルーンが登場。それをステージ前にいるお客さんとクルー全員で回していって、途中、バルーンが船から出てゆきそうに。それをクルーがなんとかステージまで戻して、演奏は無事終了。すばらしいパフォーマンスだった。

ステージも終わってゆっくりしていると、時刻は午後3時。大津港に帰ってくる時刻だ。午後3時10分、クルーズは大津港に到着。クルー全員が私たちを船から見送ってくれ、最初から最後まで素晴らしいサービスに大満足。

正直なところ、私にとって「ミシガンクルーズって何?」という感じだった。けれど、実際行ってみると、予想をはるかに超える快適さに、ちょっとびっくり。ミシガンクルーズは、クルージングとびわ湖を同時に楽しめる素晴らしい時間だった。次に乗る機会には、もちろん、ブッフェを予約して、ふ・た・り、で。