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旅歩き

2014 / 08 / 16

ファブリカ村

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ファブリカ村

とっても温かい感じのギャラリースペースとっても温かい感じのギャラリースペース

ファブリカ村

ファブリカ村って、どんな村なの?

では、あなたは、どんな村を想像します? ・・・これから読んでもらえば、いいのですが、
やっぱり、ファブリカ村に行ってもらうのが一番。でも、ちょっとだけご紹介しますね。

場所は、JR琵琶湖線の能登川の駅から歩いて、15分と少しくらい。バスを使えば、駅から五個荘方面に行く便に乗って、
佐野という停留所で降りてすぐのところ。のこぎり屋根の建物が見えたら、それが目印。
えっ、どこに村があるの?という人がいるかもしれないけれど、「ファブリカ村」は、カフェギャラリーの名前。
でも、やっぱり。ふつうのカフェギャラリーとはぜんぜん違うのです。

オープンしたのは、2009年の10月。建物は、ファブリカの名前でわかるように、もとは織物工場だったところ。
のこぎり屋根なのもわかります。オーナーの北川陽子さんのお父さまが麻織物工場として建てたところを、
お父さまが亡くなられた後、北川さんが、「手仕事の良さをみんなにわかってもらいたい、みんなでわかちあいたい」と、今のカフェギャラリーにしたのだとか。

左|これが、当時のままの機織り機 / 右|こんな感じって、なんだか、いいなあ…。左|これが、当時のままの機織り機 / 右|こんな感じって、なんだか、いいなあ…。

一歩、中にはいってもらえばわかるけれど、「やっぱりこれは、ファブリカ村だ」という感じの手作りの品々、
そして、そこからあふれてくる温かい空気でいっぱい。

そして、他のカフェでは絶対に見られないものが、建物の真ん中にドーンとすわっているのです。
それはなんと、昭和の初期に作られたという豊田織機(あの世界のトヨタ自動車のスタートとなった会社!)製の機織り機なのです。
天井をつたって、馬皮のベルトが付いていて、今でも、ちゃんと動くのだとか。

ここがカフェコーナー。ここがカフェコーナー。

週末には、ファブリカ村のうわさを聞いて、わざわざ東京から訪ねてくる人も。ファブリカ村がこれほど知られているのは、
すてきなカフェギャラリーの空間のせいもあるけれど、オーナーの北川陽子さん、そして妹さんの順子さんの魅力もきっとあると思う。
週末には、カフェにいらっしゃる二人だけれど、織物のこと、伝統工芸のこと、滋賀のこと、
そしてびわ湖のこと、お二人と話がはずみ始めたら、きっと止まらないのでは。

ファブリカ村の特徴は、もうひとつ。手芸教室や、絵画や陶芸のワークショップ、音楽イベントなど、
アートや文化を通じてたくさんの人たちが集まる場所としても、さまざまな催しが目白押しなこと(ファブリカ村のサイト情報をチェックしてみてくださいね)。

だんだん、ここに村の名前がついていること、わかってもらえたでしょうか。あなたもぜひ一度足を運んで、ファブリカ村の一員になってみては。