尾賀商店 その2
尾賀商店 その2
尾賀商店その1にひき続き、それぞれのお店と、ご主人のお話の紹介を。最初は、カフェ「すいらん」の紹介から。
店主の杉本さんは、一年半ほど前、尾賀商店に入っている他の三つのお店から声がかかり、移転してきた。「尾賀商店という媒体を通していろいろな人と商品を作ることが楽しい」という杉本さん。今では、大阪や兵庫などからのお客さんも増えてきて、知名度も上々だそう。
その杉本さんからも、若い人たちにひと言いただいた。―「やりたいことはやるべき。最近の若い人たちは、ちょっとやる気がないというか…熱くないし、タフじゃない。そして、マニュアル通りにしか動けない面も。好きなことをするために、どうすればいいか考える人は多いけれど、まずは、動けるときに動くことが大事だと思う」。
そして、尾賀商店の良さについては、「何かイベントを行うとき、ほかの三店舗の人たちがサポートしてくれるのがとても助かる」とのこと。
次のお店は、「咲sacra楽gallery(さくらぎゃらりー)」。店主は長田さん。もともとは草津市でやっていたギャラリーだけれど、尾賀商店で活動し、取り扱っていた作家さんが商店から独立するとのことで、それを引き継ぐ形で入店した。
たくさんの作家さんたちの作品を扱い、不定期で受注や展示も行う。尾賀商店については、「たくさんのお客様に来ていただきたい。四つのお店があるので、ここで気づき、得るものがきっとあるはず。四つのお店があるので、四倍楽しい。それに、築150年の建物のすばらしさも魅力のひとつです」と。
若い人たちに期待することは、「私は最初、日本が嫌いで海外に飛び出しました。それから帰国して、日本、そして滋賀にもすばらしい場所があると、今、胸をはって言えるようになりました。若い人たちにもそうやって、日本や滋賀の良さをわかった上で、世界に出て行ってほしいですね」と。
最後に、鉄工房の「Bond Yard」。ただ、今回は、工房長の古道さんはお休みで、お会いできずに。でも、そっと工房を見せていただいたら、少しびっくり。なんだか、見たことのないものが、たくさん並んでいたり、壁にかけてあったり。そこで、びっくりの写真だけ、ご紹介します・・・。