第6回BIWAKOビエンナーレ
第6回BIWAKOビエンナーレ
近江八幡市を中心に、隔年で開催されるBIWKOビエンナーレが、この9月13日にスタートした。会期はほぼ2ヶ月間の11月9日まで。総合受付は、市内の八幡堀沿いの「天籟宮(てんらいきゅう)」で行われている。
天籟宮にまだ行ったことのない人は、その存在を見るだけでもおもしろい。日牟禮のたねやに続く橋のたもとを堀端におりて、かわらミュージアム方向に進むと、
右手方向に、ちょっとここは覗いてみたいな、と誘う感じの石段が見えてくる。建物は、その昔は畳問屋さんだったという大きな町家。
そして、むつかしい名前の「天籟宮」は、作家の玄侑宗久(げんゆう そうきゅう)氏が命名したもので、「あらゆる関係性の和する音」という意味だそう。
お堀を見下ろす座敷でのんびりしていると、ほんとうにここは日本?といった具合の、不思議な感じがしてくる。
そして、この天籟宮と、今回で6回目を迎えるBIWAKOビエンナーレを主宰運営しているのが、リーダーの中田洋子さんが率いる、NPO法人のエナジーフィールドだ。
今年も、中田さんとその仲間たちが入念な準備を重ねた成果が、存分に楽しめる現代アート展となっている。
BIWAKOビエンナーレの特徴のひとつは、天籟宮もそうなのだけれど、市内でも有数のおススメ空間を巡りながら、アートを楽しめる点。
例えば、尾賀商店、酒游館、浜ぐら、ティースペース茶楽などは、近江八幡ファンならみんな知っている人気スポットだ。アートに感動して、ちょっとお茶して、お昼を食べて・・・なんてしていると、あっという間に秋の一日がすぎていくことは間違いなさそう。
そして以下に紹介するのは、その力作の数々。私がこのビエンナーレを見てまわるのは、前回に続いて今回が2回目だけれど、
今年も随所に、思わず、ウーンと唸ってしまうような作品がもりだくさんでした…。
*かっこ内は、会場の名前